1971年2月19日、ロスアンゼルス市郊外のサンフェルナンドに発生した地震。
この地震は、ロスアンゼルス市内のエレベーターに空前の被害をもたらしたことから、我が国においても大きな関心を集め、エレベーターの耐震性強化の必要性が、強く叫ばれるきっかけになった。
我が国のエレベーターの耐震設計基準は、昭和55年の建築基準法施行令の改正によって、初めて設けられたが、この基準は、サンフェルナンド地震が契機となって、基準化の検討が始められ、更に昭和53年6月12日の宮城沖地震によるエレベーター被害等を参考に決められたと言える。
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